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2019.02.21
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亡くなって葬儀までの段取りは?覚えておきたいおすすめポイント

葬儀までの流れを確認

はじめに、葬儀までの流れを確認しましょう。基本的な流れは以下のようになります。

  • 亡くなる
  • 喪主の決定
  • 医師に死亡診断書を用意してもらう
  • 葬儀会社への連絡
  • 遺体の搬送(自宅や葬儀会社の施設など)
  • 葬儀の準備、打ち合わせ
  • 葬儀日程の連絡
  • 納棺
  • 通夜
  • 葬儀・告別式
  • 火葬

まず人が亡くなったら、葬儀を行うために喪主を決めなければいけません。喪主とは分かりやすく言うと葬儀の責任者であり、葬儀に関する各種決定を行う権限を持っている人です。例えば葬儀会社の決定や寺院への連絡などを担当するほか、挨拶も行います。

喪主の決定は、故人の遺言などがあればそれに従いますが、特に指定などがなければ慣習的に故人の配偶者が担当することになります。ただし、配偶者がすでに亡くなっている、高齢で務めるのが難しいという場合は、血縁によって選びます。

順番は長男→次男以降の直系の男性→長女→次女以降の直系の女性→両親→兄弟姉妹となります。もし配偶者や家族がいない場合は友人や世話人(入所していた介護施設の人)などが務めます。

その後、どの葬儀会社に依頼するか決め、担当者と葬儀の打ち合わせを行います。ここでは、見積もりや葬儀のプランなどについて細かく決めることになります。葬儀は装飾一つでも価格が設定されています。

例えばお花の数を増やすとその分金額も増えることになるため、豪華にしようとするとそれだけお金もかかる点には注意しなければいけません。また、供物や料理、参列者を運ぶ車両の手配、式場の飾り付けなどについても確認してください。

また、葬儀日程の連絡を早めに行うようにしましょう。遠方から参列する方に対しては必要に応じて宿泊先の手配も行わなければいけません。また、どの範囲まで連絡をするのかという点についてもしっかりと確認しておきましょう。弔辞をお願いしたい人がいればその旨も伝えるようにしてください。

なお打ち合わせの際は、死亡診断書を提出しなければいけないため、医師に死亡診断書を書いてもらいましょう。死亡診断書は役所にも提出する必要があり、死亡診断書を提出して死亡届が受理されると火葬許可証がもらえます。

同時に、葬儀会社に車を手配してもらい、遺体を自宅へ搬送します。このとき、自宅に遺体を安置するスペースがない場合は葬儀会社の施設へと搬送することになります。ちなみに、遺体は亡くなってから24時間以内は火葬をすることができないと法律で決められているため、死亡直後にすぐ火葬をすることはできません。

遺影写真も早めに決めなければいけません。あらかじめ撮影したものがない場合は、生前に撮影した写真の中でもその人の人柄や雰囲気が伝わるようなものを選びましょう。その後、納棺を行います。ここでは亡くなった人に死装束を着せ、遺体と一緒に故人が生前に好きだったものなどを入れてあげてください。

ここまでで大まかな葬儀の準備はできたはずです。通夜当日は、開始2時間前をめどに会場に入り、準備を行います。通夜、通夜振る舞いを終えるとその日は終わりです。翌日に葬儀・告別式、火葬を行うのが一般的な流れです。

なお、葬儀の後も

  • 四十九日法要
  • 納骨式
  • 一周忌

など、各種儀式が続くことになります。ただ、亡くなった直後数日で対応しなければいけないのは葬儀当日に行う火葬までです。気持ちの面ではまだまだ落ち着かないかもしれませんが、慌ただしさはここで一旦ストップします。

一日葬や直葬を選択すれば遺族の負担を軽減できる

心身の負担はかなりのものになる

ここまで紹介してきたように、亡くなってから通夜、葬儀、告別式、火葬まではわずか数日ですが、この間にやらなければいけないことがたくさんあります。ただでさえ大変な準備ですが、親しい人を亡くしているため、心身ともにこれだけの負担に耐えられない人も中にはいるでしょう。

そういったケースに利用を検討したいのが、一日葬や直葬です。これらは一般的な葬儀までの流れの一部をカットすることで、費用的、精神的な負担を軽減することができます。それぞれどういったものなのか確認していきましょう。

一日葬

一日葬は、簡単に言うと通夜を行わずに葬儀・告別式と火葬をのみを行います。一日葬という名前の通り、一日で一通りの儀式が終わるため、参列できる人は少なくなりますが、遺族の負担は軽くなります。

一日葬の主なメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 費用を抑えられる
  • 装飾などを華美なものにしなくてもよい
  • 地方から来る親族の滞在日数を減らすことができる
  • 一日で終わるので遺族の負担減
  • 料理なども一日分

通夜を行わない分費用も安く抑えられ、また身内のみで行うといった場合は、装飾などを必要以上に華美にしなくても構いません。また、もし遠方から親族が訪れるのであれば、通夜があると宿泊を伴う必要がありますが、一日で終わるため日帰りも不可能ではありません。

一方で、デメリットもあります。

  • 通夜がないので、弔問がしにくい
  • 故人を悼む時間が短いと思う人もいるので理解を得る必要がある
  • お寺によっては受け入れてもらえないケースも

通夜は葬儀・告別式に参列できない人にとっては故人との別れの場になります。通夜がある方がより多くの人に最後の姿を見てもらえます。ただ、一日葬は通夜がないため、スケジュールによっては弔問に来られない人も出てくるでしょう。

また、伝統や慣習を大切にする人にとっては短時間で故人との別れを済ませてしまうことに抵抗を感じる人もいます。そのため、一日葬を行うのであれば、事前に理解してもらう必要があります。お寺によっては一日葬がNGの場合もあるので、こちらも確認しておきましょう。

直葬

直葬は、一日葬よりもさらに簡略化されていて、通夜、告別式を除き、火葬のみを行うというものです。亡くなった後、遺体を安置して、納棺、出棺、火葬という流れで行われます。

主なメリットとしては以下のようなものが挙げられます。

  • 費用を抑えられる
  • 時間がかからない
  • 参列者対応がいらない

かなり簡略化している分、費用面でも、遺族の心身面でも負担がかからないのが大きな特徴といえます。

一方で、デメリットには以下のようなものがあります。

  • 周囲の理解が得られない可能性
  • 参列希望者への配慮も必要

一日葬同様、伝統的な葬儀とは異なる形式であるため、反対する人が出てくる可能性は大いにあります。また、直葬は基本的に親族のみで行うため、後になって故人と親しかった人から「参列したかった」と言われてしまうと、その後の関係にも影響が出る恐れもあるでしょう。

急な出費に対応できない時はローンの利用を検討

通夜から葬儀まで一連の儀式を行うことはそれなりの費用も必要になり、その平均は200万円ともいわれています。そのため、費用の工面は大きな問題だといえます。特に急逝の場合はお金の用意が間に合わない可能性もあるでしょう。

そういったときに利用できるのが葬儀ローンです。家や車を購入するときに利用するローンと同じで、金利が発生しますが、緊急時に費用を工面することができるため、いざというときに覚えておいて損はしません。葬儀ローンは葬儀会社や銀行などで行っているので、必要に応じて利用するようにしましょう。

段取りをしっかりと行い、気持ちよく故人を送り出そう

今回は人が亡くなってから通夜、葬儀、告別式までの一連の流れと段取りの内容について紹介してきました。あってほしくはありませんが、親しい人が急に亡くなる可能性は決してゼロではありません。そのため、葬儀に関する基本的な流れを押さえておくことは非常に重要です。今回の内容をぜひ参考にしてみてください。

亡くなって葬儀までの段取りは?覚えておきたいおすすめポイント

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