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2019.02.21
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安い葬儀を決めるポイントとおすすめの祭壇を紹介

葬儀費用を決める項目とは

ご遺体にかかる費用

ご遺体から体液が出てしまうのを防いできれいにし、お化粧や着替えなどをする費用がかかります。もしも病院で亡くなった場合は病院でご遺体のケアをしてもらえることが多いですが、ご自宅や施設で亡くなった場合には、葬儀会社のスタッフがご遺体のケアを行います。

また、お葬式までの日にちがかかってしまうときや、事故などで亡くなったときに、葬儀までご遺体の腐敗を防ぎ、損傷を回復するエンバーミングという化学的な処置を行うときにも、別途費用がかかります。

さらに亡くなった場所からご遺体をご自宅または葬場まで運ぶときの運送料、お葬式の間までご遺体が傷んでしまうのを防ぐために使うドライアイス、ご遺体の頭上に飾るろうそくや樒(しきみ)などの祭壇セット、納棺のための支度料金や手数料、火葬料金や骨壺代がかかります。

お通夜や葬儀にかかる費用

祭壇の運搬から設置、レンタル代などをすべて含めた祭壇費、水引幕などの祭壇周りの飾り料金、お棺や位牌、遺影写真と祭壇に飾るもの、焼香台からお香、花などがセットになった焼香セット、受付カードや入り口、式場につける看板、家紋のついた提灯などの道案内となるものも含めた受付セット、もしもナレーションや映像などの特殊な演出をする場合は、音響装置や朗読などの料金がかかります。

会場の施設に使う費用だけでなく、葬儀会場から火葬場へ移動するときの霊柩車やマイクロバス、タクシーなどの輸送にかかる費用、葬儀を進行する司会やナレーターから、斎場のセッティングから後片付け、通夜振る舞いの料理の配膳などを行うスタッフの人件費がかかります。

その他のかかる費用

自宅や葬儀会場、公民館などの公的な施設以外で葬儀を行う場合の斎場使用料、香典返し、会葬礼状と会葬返礼品、通夜振る舞いと告別式で参列者とお坊さんを含めた参列者分の食事代、さらに葬儀会社の諸経費として施工運営管理費などの名目で費用がかかります。

葬儀費用を決める祭壇の種類

スタイルによる祭壇の違い

葬儀の費用を決める要素のひとつに祭壇があります。祭壇は葬儀でのスタイルによって2つに分かれます。

白木祭壇

もともと、日本は亡くなった人を火葬ではなくそのまま土に埋める土葬をしていましたが、戦後から今の火葬が一般的なご遺体の弔い方になりました。

土葬だったときは、白木で作ったお棺の中にご遺体を入れて、そのままお輿の中に入れて運び、土に埋めるのが一般的だったのですが、そのときの名残として残っているのが「白木祭壇」です。戦後から続く伝統的な日本の祭壇で、中に棺をそのまま入れられる大きなサイズのものもあります。

花祭壇

花祭壇とは、近年広まった祭壇のスタイルです。祭壇の周りを生花で飾るスタイルで、幅広い宗教や宗派の人のお葬式に対応できる祭壇です。以前は白い花のみを使っていたのですが、近年では紫や赤などの色鮮やかな花を使った花祭壇も多く用いられるようになりました。

宗教や宗派に関係なく使える、さらに故人の遺志として明るい雰囲気で葬儀をしてほしい、という声も高いことから、白木祭壇よりも幅広いスタイルの葬儀に利用できるメリットがあります。ただし、生花を使うことから費用は葬儀会社によってまちまちになりがちなデメリットもあります。

宗教による祭壇の違い

さらに、日本の葬儀は仏教徒以外も開きます。宗教の違いによっても、祭壇の様式は異なってきます。

仏式

一般的な日本の葬儀で使われる祭壇です。白木祭壇、花祭壇ともに使用されます。お坊さんが位牌や遺影の前で読経するため、祭壇の前に教机を置いています。

神道式

日本古来の宗教である神道式での葬儀では、祭壇も神道式になります。鏡、刀、勾玉の三種の神器を模したレプリカを置いたり、姓名と諡名を書いた銘旗を立てたりといった特徴があります。

キリスト教式

キリスト教式で使用する祭壇は花祭壇です。カトリックやプロテスタントによっても、祭壇の飾り方や棺の位置なども異なってきます。

祭壇を安くする方法とは

祭壇のランクを下げる

祭壇は種類や使われている材質なども豊富に用意されています。近年では、祭壇の料金もプランにすべて含まれているところも多いですが、使われている祭壇のランクを下げることで、葬儀の費用を下げることもできます。故人や遺族が祭壇に対して特にこだわりがなく、一般的な仏式でランクはこだわらないのなら、葬儀会社に相談の上で祭壇のランクを決めて、費用を下げることもできます。

少人数向けのプランを選ぶ

祭壇の値段を決めるのはランクや使われている素材だけでなく、大きさもあります。当然大きさがある祭壇ならそれだけ高くなりますし、逆に小さめの祭壇なら費用は安くなる傾向にあります。

祭壇の大きさを決める要素のひとつに、斎場の大きさがあります。多くの参列客を呼んで盛大な葬儀を行いたいなら、当然葬儀の規模も大きくなりますので、斎場も多くの参列客が入れるように大きい場所が選ばれます。会場が大きいため、おのずと祭壇の大きさも大きくなり、費用も高くなるでしょう。

一方で、家族葬や一日葬など、ごく親しい人だけで行う葬儀や、少人数で行う葬儀の場合は、使用する斎場の大きさも小さくなりますので、祭壇のサイズも小さくなり、費用も安くなります。

小人数向けの葬儀プランを選ぶ人の理由は、親しい人だけで行いたい、できるだけ葬儀の期間をかけたくない、といった理由のほかにも費用を抑えたい、ということも少なくありません。少人数向けのプランにすることで、祭壇料金も含めて全体的に費用も抑えられます。もしも、費用を抑えたいと考えているなら、少人数向けのプランを選ぶのもおすすめです。

見積もりを取る

葬儀の料金が相場よりも安くても、祭壇のランクは中ほどなら下げられる場合があります。また、あらかじめマイクロバスやタクシー代が含まれている場合でも、参列者全員が自家用車を使える、または徒歩圏内に斎場がある場合は交通費を節減できるなど、含まれている項目の中でも値段を安くできる項目が見つけられます。

料金が安くても、必ず項目の詳細がある見積もりを請求して、祭壇のランクとともに確認をしましょう。

柔軟性の高いプランを選ぶ

葬儀の費用を抑えたいと思っても、どうしても必要なご遺体にかかる費用や、斎場で用意する祭壇や焼香代などの費用は削ることはできません。よって、必要最低限のものはすべて込みで、費用を極力抑えた葬儀プランを用意している葬儀会社を選ぶのもおすすめです。必要最低限のプランなら、祭壇のランクも最低限のものが用意されています。

もしも故人のこだわりや故人らしさを出したいときは、白木祭壇から生花の祭壇にするなど、プランの内容も柔軟に変更できれば、ほかの費用を抑えながらも祭壇だけはこだわる、ということもできます。

最低限必要なものはすべて含まれているプランがあり、かつ柔軟に対応してくれる信頼できる葬儀会社を見つけて利用すれば、祭壇面で費用を抑えながらも納得の葬儀があげられます。

祭壇を含め満足で安い葬儀を開ける葬儀会社を選ぼう

葬儀にかかる主な費用の項目とともに、項目のひとつの祭壇の種類、祭壇の費用を安くする方法についてご紹介しました。ここで内容をおさらいしておきましょう。

  • 葬儀にかかる項目は、ご遺体にかかる費用、葬儀にかかる費用、その他にかかる費用に大きく分けられる。
  • 祭壇は費用を抑えられる項目のひとつ。主な種類は白木祭壇、花祭壇がある。さらに、仏式、神道式、キリスト教式と分かれ、それぞれで費用が異なる。
  • 祭壇の費用を安くする方法は、祭壇のランクを下げる、少人数向けの葬儀プランを利用する、基本プランにすべてが含まれ、かつ対応が柔軟で信頼できる葬儀会社を選ぶこと。とくに、少人数向けや信頼できる葬儀会社なら、ほかの費用も一緒に抑えられるため、全体的に費用を安くしたい人におすすめ。

費用面でも故人のこだわり面でも、納得の祭壇を選んで葬儀を出せるようにしましょう。

安い葬儀を決めるポイントとおすすめの祭壇を紹介

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